キャリアブレイクを文化に。
社会のリズムをアップデート。

6月の選書  #8ブルー・ノートタクマクニヒロ

読みもの

6月の選書 #8
ブルー・ノート
タクマクニヒロ


皆さまお久しぶりです。5期生のあみです。

うだるような暑さですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。



最近私は梅を収穫に行き、梅シロップをたっぷりと仕込みました!梅パワーで夏を乗り切るぞとシロップ瓶を眺める毎日です。



今回は何度も読み返している私にとって大切な写真集をご紹介します。



本の名前は「ブルー・ノート」。



空のブルー、波のブルー…。日常のブルーの美しさを切り取った写真集です。ささやかな日常の美しさを感じられる写真も大好きなのですが、この本には著者の宅間国広さんが25歳で会社を辞め、独学でカメラマンへの道のりを歩んできた道のりが描かれています。



病院の待合室で偶然この本に出会い何気なく読んでみたのですが、ポロポロと泣いてしまいました。生きることに対する漠然とした不安に振り回され、自分の好きなものに向き合うことにどこか罪悪感を感じていたのだと思います。



そんな自分と向き合う機会をくれた本。少し昔の写真集なので本屋には見当たらずネットで購入。何度も読み返した後、自分のやりたいことってなんだろう…とノートを開き、何も制限せずに自由に書き出してみました。書き出してみると意外とたくさん見つかり、なんだか嬉しいような安心したような気持ちになったのを覚えています。



本の最後のページに「写真集をご覧になって、感じたこと思ったことをメールしていただけたらうれしいです。」といい文字と小さく書かれたメールアドレスを見つけ、ぜひお礼だけでも伝えたい!とダメ元でメールしてみました。20年近く前に発行された本なので読んで貰えないかも…と思いつつ、自己満足でもいいやと送信。



数日後本当にありがたいことに宅間国広さん本人からお返事をいただきました!



すごくすごくうれしくてドキドキしながら拝読。「こうやってメールをしてくれるあみさんは大丈夫ですよ。ちゃんと生きていけます。」



このひとことで不安の渦に飲まれて苦しくてバタバタしていたところ、ようやく地に足をつけられた感覚になりました。「自分は大丈夫」と初めて自分で認めてあげられた気がします。



本当にありがたいことに後日お気に入りのページのポストカードまでいただきました。



今も大切に部屋に飾ってあります。



なんだか気持ちが落ちつかない人、自分に嫌気がさす人、モヤモヤする人に届けたい一冊です。私は大切な人にこの本を貸して読んでもらっています。

6月の選書  #8 ブルー・ノート タクマクニヒロ undefined

主催

mada books

自分のやりたいことや好きなことに出会えていない

『まだ』の時間こそを楽しむ書店

6月の選書  #8ブルー・ノートタクマクニヒロ

読みもの

6月の選書 #8
ブルー・ノート
タクマクニヒロ


皆さまお久しぶりです。5期生のあみです。

うだるような暑さですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。



最近私は梅を収穫に行き、梅シロップをたっぷりと仕込みました!梅パワーで夏を乗り切るぞとシロップ瓶を眺める毎日です。



今回は何度も読み返している私にとって大切な写真集をご紹介します。



本の名前は「ブルー・ノート」。



空のブルー、波のブルー…。日常のブルーの美しさを切り取った写真集です。ささやかな日常の美しさを感じられる写真も大好きなのですが、この本には著者の宅間国広さんが25歳で会社を辞め、独学でカメラマンへの道のりを歩んできた道のりが描かれています。



病院の待合室で偶然この本に出会い何気なく読んでみたのですが、ポロポロと泣いてしまいました。生きることに対する漠然とした不安に振り回され、自分の好きなものに向き合うことにどこか罪悪感を感じていたのだと思います。



そんな自分と向き合う機会をくれた本。少し昔の写真集なので本屋には見当たらずネットで購入。何度も読み返した後、自分のやりたいことってなんだろう…とノートを開き、何も制限せずに自由に書き出してみました。書き出してみると意外とたくさん見つかり、なんだか嬉しいような安心したような気持ちになったのを覚えています。



本の最後のページに「写真集をご覧になって、感じたこと思ったことをメールしていただけたらうれしいです。」といい文字と小さく書かれたメールアドレスを見つけ、ぜひお礼だけでも伝えたい!とダメ元でメールしてみました。20年近く前に発行された本なので読んで貰えないかも…と思いつつ、自己満足でもいいやと送信。



数日後本当にありがたいことに宅間国広さん本人からお返事をいただきました!



すごくすごくうれしくてドキドキしながら拝読。「こうやってメールをしてくれるあみさんは大丈夫ですよ。ちゃんと生きていけます。」



このひとことで不安の渦に飲まれて苦しくてバタバタしていたところ、ようやく地に足をつけられた感覚になりました。「自分は大丈夫」と初めて自分で認めてあげられた気がします。



本当にありがたいことに後日お気に入りのページのポストカードまでいただきました。



今も大切に部屋に飾ってあります。



なんだか気持ちが落ちつかない人、自分に嫌気がさす人、モヤモヤする人に届けたい一冊です。私は大切な人にこの本を貸して読んでもらっています。

6月の選書  #8 ブルー・ノート タクマクニヒロ undefined

主催

mada books

自分のやりたいことや好きなことに出会えていない

『まだ』の時間こそを楽しむ書店